「化学の知見を活用した超伝導物質開発」
野原 実 氏

Jan 31, 2019


日本物理学会北海道支部講演会

講演題目: 化学の知見を活用した超伝導物質開発
講 師 : 野原 実 氏
      岡山大学異分野基礎科学研究所
日 時 : 平成31年1月31日 (木) 15:00~16:00
場 所 : 北海道大学理学部5号館2-305室
共 催 : 物理コロキウム、第255回エンレイソウの会
要 旨 :
1981年のノーベル化学賞は、フロンティア軌道理論の福井謙一と、 化学反応におけるウッドワード・ホフマン則を明らかにした ロアルド・ホフマンに授与された。固体物理とは一見無関係だが、 ホフマンは “How Chemistry and Physics Meet in Solid State” などの論文で、バンドフィリングによる化学結合の形成・切断制御や、 正構造と逆構造の積層による電荷移動など、超伝導物質の設計に 使えそうな様々なアイデアを提唱している。本コロキウムでは、 私たちの研究チームが開発した112型鉄系超伝導体CaFeAs2や 白金系超伝導体SrPt2As2などを例にして、ホフマンの化学を活用した 超伝導体の物質設計について議論する。

世話人  網塚 浩
(amiami@phys.sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学大学院理学研究院物理学部門


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