「高輝度放射光による物質科学の最近の進展」
壽榮松 宏仁 氏
Sep 25, 2003
講演題目: 高輝度放射光による物質科学の最近の進展
講 師 : 壽榮松 宏仁 氏
(SPring-8 / JASRI 利用研究促進部門I 部門長)
日 時 : 平成15年9月25日 (火) 16:30-
場 所 : 北海道大学大学院理学研究科物理学専攻 大学院講義室 理学部 2号館(2-11号室)
要 旨 :
第3世代の放射光施設の出現によって、放射光X線による物質科学は種々の分野で著しく発展した。これは、アンデュレーターによる放射光の持つ特性、高強度、高輝度、高並行性および高エネルギー分解能が、従来のX線回折・散乱・分光による測定手法を大きく変身させたことにある。たとえば、電子密度分布決定などの精密構造解析、磁気構造や電子軌道の決定、高分解能非弾性散乱によるフォノン分散関係の測定、X線マイクロビームによる微量元素マッピングなどの顕微計測法の開発など、第3世代光源によって始めて可能となった測定手法による物質科学が急速に発展している。
本講演では、これらSPring-8を中心とする高輝度放射光源による最近の進展を紹介する。
世話人 中原 純一郎
(jun@phys.sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学大学院理学研究科
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