「長距離相互作用系のための効率的モンテカルロ法の開発とその応用」
佐々木 志剛 氏

Nov 10, 2016


日本物理学会北海道支部講演会

講演題目: 長距離相互作用系のための効率的モンテカルロ法の開発とその応用
講 師 : 佐々木 志剛 博士
     神奈川大学工学部物理学教室 准教授
日 時 : 平成28年11月10日 (木) 16:30-18:00
場 所 : 北海道大学理学部5号館5-205室

要 旨 :
モンテカルロ法は系の熱平衡状態の性質を知るために有効なシミュレーション手法である。しかし、長距離相互作用を含む系のモンテカルロ法は、系の各要素(粒子・スピンなど)が他の全てと相互作用しているため、1ステップ当たりの計算時間が要素数の2乗に比例する問題がある。この問題に対する1つの解決法として、近年我々は「確率的カットオフ法」と呼ばれる手法を開発した。この手法はモンテカルロ法として一切近似を含んでいないのにも関わらず、1ステップ当たりの計算時間を、場合によっては近距離相互作用系とほぼ同程度まで削減することを可能とする。本コロキウムでは、この手法とその適用研究について紹介する。

世話人  根本 幸児
(nemoto@phys.sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学理学部物理学科 (電話011-706-3484)


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