「CrAsとMnPの圧力誘起超伝導相近傍における磁性」
松田 雅昌 氏

Oct 23, 2017


日本物理学会北海道支部講演会

講演題目: CrAsとMnPの圧力誘起超伝導相近傍における磁性
講 師 : 松田 雅昌 博士
     Ork Ridge National Laboratory
日 時 : 平成29年10月23日 (月) 16:30-17:30
場 所 : 北海道大学 理学部5号館 (2-408室)

要 旨 :
最近、CrAsとMnPが高圧下で超伝導を示すことが発見された。どちらの物質も常圧では磁気秩序を示すため、超伝導発現機構に磁性が深く関与していると考えられる。圧力をかけると、CrAsではヘリカル磁気構造の周期や磁気モーメントが徐々に変化するが、MnPでは強磁性相、ヘリカル相を含む複雑な磁気相図を示す。高圧下中性子回折実験の結果、両者ともに超伝導相近傍の磁気相はヘリカル相であることが明らかになった。また、CrAsの化学ドーピング効果の研究により、超伝導とスピン揺動の相互作用を示唆する結果を得た。

世話人  吉田 紘行
(hyoshida@sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学理学部物理学科 (電話011-706-3484)


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