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組織
支部講演会
支部会報告

"Interlayer tunneling spectroscopy of the charge density wave (CDW) state in NbSe3"
Prof. Yu.I. Latyshev

Mar 12, 2003


講演題目: Interlayer tunneling spectroscopy of the charge density wave (CDW) state in NbSe3
講 師 : Prof. Yu.I. Latyshev
     (Inst. of Radio-Eng. and Electronics RAS, Russia)
日 時 : 平成15年3月12日 (水) 16:00-
場 所 : 北海道大学大学院理学研究科物理学専攻 大学院講義室 理学部 2号館(2-11号室)

要 旨 :
  Using small stacked junctions of high quality we have measured interlayer tunneling spectra of the layered quasi-one-dimensional material NbSe3. We identified a number of new features on the spectra: zero bias conductance peak (ZBCP), CDW gap structure for lower and upper CDW, the sub-gap structure inside the CDW gap. The ZBCP dominates in low temperature spectra. We discuss its origin as being related to the interlayer coherent tunneling of the carriers uncondensed into CDW. We found that ZBCP is sensitive to magnetic field and its orientation. The field perpendicular to the layers broadens ZBCP while the parallel field narrows that. We consider the sub-gap structure as associated with self-localized states inside the gap.


世話人  松永 悟明
(mat@phys.sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学大学院理学研究科

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「LiV2O4の重い電子系的な振る舞いについて」
上田 和夫 氏

Jan 24, 2003


講演題目: LiV2O4の重い電子系的な振る舞いについて
講 師 : 上田 和夫 氏
     (東京大学物性研・教授)
日 時 : 平成15年1月24日 (金) 16:00-
場 所 : 北海道大学大学院理学研究科物理学専攻 大学院講義室 理学部2号館(2-11号室)

要 旨 :
   幾何学的なフラストレーションのある典型的な格子構造として、正四面体が頂点を共有して三次元的なネットワークを構成したパイロクロア格子がある。この構造をもつ物質としては、スピネル、パイロクロアなどがある。
  LiV2O4はスピネル化合物であるが、遷移金属化合物であるにもかかわらず、重い電子系的な振る舞いが観測されて注目を集めている。このコロキウムでは、この重い電子系的振る舞いを、パイロクロア格子上におけるt2g遍歴電子系として理解しようとする最近の試みについて議論する。

世話人  北 孝文
(kita@phys.sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学大学院理学研究科

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"Electrostatic field in stationary superconductors"
Dr. Pavel Lipavsky

Dec 18, 2002


講演題目: Electrostatic field in stationary superconductors
講 師 : Dr. Pavel Lipavsky
     (Institute of Physics, ASCR, Prague, Czech Republic)
日 時 : 平成14年12月18日 (水) 16:00-
場 所 : 北海道大学大学院理学研究科物理学専攻 大学院講義室 理学部2号館(2-11号室)

要 旨 :
   Diamagnetic currents in superconductors, would they be at surfaces or in the Abrokosov vortex lattice, create inhomogeneous patterns that are accompanied by the local charge transfer. Theoretical and experimental approaches to these charges and related electrostatic field will be discussed from early measurements of the Hall voltage to recent NMR and NQR experiment.


世話人  熊谷 健一
kumagai@phys.sci.hokudai.ac.jp
北海道大学大学院理学研究科

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「レーザー励起によるテラヘルツ波の放射とその分光・イメージング応用」
萩行 正憲 氏

Oct 17, 2002


講演題目: レーザー励起によるテラヘルツ波の放射とその分光・イメージング応用
講 師 : 萩行 正憲 氏
     (大阪大学・超伝導フォトニクス研究センター・教授)
日 時 : 平成14年10月17日 (木) 17:00-
場 所 : 北海道大学大学院理学研究科物理学専攻 大学院講義室 理学部2号館(2-11号室)

要 旨 :
  近年、超短パルスレーザーを種々のデバイスや物質に照射してテラヘルツ波を放射する技術が格段の進歩を遂げている。テラヘルツ波(0.1 - 10THz、3-300 cm^(-1) )は、従来は未開拓電磁波と呼ばれ、一部の学術的興味でのみ研究が進められていたが、この技術の登場により汎用な学術的応用や産業応用への展望が開けてきた。
  講演では、いろいろなテラヘルツ波放射について紹介した後、この新技術の半導体、超伝導体、フォトニック結晶、バイオ関連物質などの広い領域に渡る分光・イメージング応用について紹介する。

世話人  三品 具文
(mis@phys.sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学大学院理学研究科

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「時間領域分光法による低次元物質の研究」
末元 徹 氏

Sep 26, 2002


講演題目: 時間領域分光法による低次元物質の研究
講 師 : 末元 徹 氏
     (東京大学・物性研究所)
日 時 : 平成14年9月26日 (木) 16:00-
場 所 : 北海道大学大学院理学研究科物理学専攻 大学院講義室 理学部2号館(2-11号室)

要 旨 :
   近年、レーザー技術の発展により、10フェムト秒クラスの超短パルスが 安定に得られるようになってきた。これにより従来、ラマン散乱など周波 数領域の測定で、パワースペクトルとして観測されていたフォノンやマグ ノンの振動を、往復(回転)運動として直接とらえる事が可能になった。 この講演では、円偏光励起によるスピン梯子系(NaV2O5)におけるコヒ ーレント・マグノンの生成と観測、時間分解発光による擬1次元白金錯 体における局在格子振動の観測について述べる。

世話人  中原 純一郎
(jun@phys.sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学大学院理学研究科

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